テナジーのレビューをする前に、テナジーの値上がりや代替えラバー探しの旅についてまとめて見ます。
もう知っているよと不要な方は飛ばしてください。m(_ _)m
テナジーシリーズの値上げ
2015年2月21日に、これまで定価6,000円(販売時は3割引)だったテナジーが値上げされ、オープンプライスの導入により値上げがされました。
2022-09-28現在のバタフライオンラインストアでは、「通常価格:9,790円(税込)」となっています。
バタフライオンラインストア
(https://www.butterfly.shop/item/06030.html)
そこで加速したのが、テナジー代替えラバーを探すことです。
皆、ニッタクのファスタークやアンドロのラザンターR53、ティバーのMX-Pといったテナジーに近い価格の安いラバーを求めて用具沼に沈む旅に出かけることとなりました。笑
背景としては、当時の円安により海外価格よりも国内価格のほうが割安で、外国人が日本旅行しながら大量にテナジーを買い占めて自国で売り転売のような方法で利益を出していたためです。(問題点:国内から在庫がなくなる。海外の正規代理店の商品が割高になり、正規代理店の商品が売れなくなる。)
私のテナジー代用品探しの旅
テナジーの代わりとなるラバーを求めて、ニッタクのファスタークを使用しましたが、表面で滑る感覚があり6枚程度使用しましたが「やっぱりこれじゃない」と断念
その後、ラグザ7,Xを試し、感覚が良買ったのですがドイツ製ラバーの表面の滑る感じがどうしても好きになれなかったため断念。
用具沼の旅の末に、バック面のラバーはティバーのMX-Pへたどり着きました。
MX-Pの良さは、表面で滑らないこと!打球時に球をしっかりとグリップして持ち上げてくれます。
MX-Pは、ドイツラバー特有の滑る感覚がなく大変良いラバーでした。
また、フォア面のラバーは、アンドロのラザンターR53にたどり着きました。
R53はシートが強く相手の回転に負けないラバーで威力満点でした。
テナジー代替えラバーのデメリット
ドイツラバーは、とにかく重いんです!
ラケットが88g程度として、ラバーが片面50g〜53g、接着剤が2g程度として、
軽く192g程度になります!笑
この重さになってくると振り切れずに、練習不足の社会人にとっては卓球がしんどくなります。
重さ以外では、テナジー代替品となるラバーにたどり着いたのですが…
テナジー05の片面48g程度ですので、88gのラケットに張ることで、186g程度になります。
軽い個体のラバーやテナジー80、テナジー64を使用することで180gのラケットも目指せます。(ドイツラバーだとコッパX2のようなラバーにしないとたどり着けません)
ドイツラバーの重さだけはどうにもならないため、長旅を終えてテナジーに戻ってくることとなりました。。。
テナジー05ハードを購入しました!
長い旅路の末に、結局テナジーに戻ってきたわけですがテナジー05ではなく、テナジー05ハードを選びました。
プラスチッボールとなり更に抗菌ボールが硬いため、今後のことを考えると硬めのハードを選んだほうが無難だなと考えました。
テナジー05ハードとは
回転性能に優れる『テナジー05』に、さらなる威力を加えるため、より硬めのスポンジを採用したのが『テナジー05ハード』です。「スプリング スポンジ」の特徴である、思い通りの打球を生み出す感覚を維持しつつ、ハードなスポンジが強いインパクトに応え、ワンランク上のパワープレーを可能にします。 バタフライ公式HP https://www.butterfly.shop/category/HIGHTENSION_IN/06030.html
テナジー05のただスポンジが硬くなったラバーです。
勝手に回転の係るテナジー05(オートラバー)をスポンジを固くすることで、 回転や相手のボールに打ち負けないインパクトの強い選手向けのラバーになります。 (バタフライ硬度で、スポンジ硬度 43度)
忘れてはならないスプリングスポンジ
テナジーに使用されているのが、気泡が多くお餅みたいにもちもちとしたスプリングスポンジです。
「スプリング スポンジ」の最大の特徴は、ボールを “つかむ” 感覚だ。大きな気泡を内包したスポンジが、バネ(スプリング)のように縮んでボールをはじき出す。回転やスピードを思うがままに支配し、コントロールする感覚を与えてくれる驚異のスポンジだ。
バタフライ公式HP https://www.butterfly.shop/category/HIGHTENSION_IN/06030.html
このスポンジが他社にない質感で、ボールをギュッと受け止めて打ち返してくれるミラクルなスポンジなんです。
テナジー05ハードパッケージ外観
バタフライのこのデザインのパッケージは、購入する際に気をつけないと他の製品を選んでしまうため注意が必要です。
このデザイン(キラキラ)にすることによって、偽物を防止していたりとすごい技術なんです。
パッケージ裏面には、日本語、英語、韓国語、中国語で解説があり、グローバルな製品ですね。
気になったのが、中国を意識しているのか「黒」の漢字のフォントが違うことです。
2.1mm 特厚を選びました。
一緒に購入した、ディグニクス09cのパッケージとパシャリ!
パッケージデザインも統一され、なにげにラバーの印字と同じでこのフォントかっこいいですね。
赤がディグニクス09C、黒がテナジー05ハードになります。
スプリングスポンジXとスプリングスポンジの比較になりますが、
スプリングスポンジのほうが気泡が大きく、Xのほうが気泡が密ですね。
粒の形状
テナジーの05,64,80などで異なるのがスポンジとシート表面の間にある粒の形状です。
200種類以上の中から、選ばれた粒の形状が製品化されています。
テナジー05は平均より太くですが、テナジー64は細く、テナジー25は特に太いことがわかりますね。
選びぬかれた5つの粒形状
https://www.butterfly.co.jp/product/tenergy/
テナジー05ハード開封
今回は、パッケージ込みで98.8gの個体を選びました。
パッケージを開封すると、95gとなります。
超高級ラバーですが、スレイバーなどと同じでパッケージと保護する紙が入っているだけのシンプルな内容です。
いよいよ現れました。
テナジー05ハード参上!
久しぶりのテナジーですが、シートの粒がパッツンパッツンしています。
昔、グルーを塗ってラバーをピンピンにしていたときのようなシートの質感です。
とにかく、バタフライのラバーはかっこいい!
蝶のメーカーロゴやテナジーのフォント!今回は更に「HARD」と印字されています。
ラバーの断面図ですが、気泡のあるスプリングスポンジがいい感じに撮影できました。
気泡でスカスカしていそうですが、質感はもっちりとしていて球持ちのいいラバーです。
ラバーの隅っこの方ですが、なんと逆反りしています。
しっかりとテンションのかかった状態で手元に届きました。
この逆反りを見るとワクワクしてきます!笑
今回購入したテナジー05HARDの重量は、77gでした。
久しぶりのテナジーであるため、重いのか軽いのかわらないため比較ができません…
計りに載せても、ラバーがパッツンパッツンしています。
一緒に購入したディグニクス09Cと並べてみました。
09Cは、粘着ラバーのため保護シートがはられていました。(このシートが意外と曲者でした…)
接着剤
今回の接着剤はこちらです。
バタフライのラバーですので、接着剤もバタフライ製にしました。
こちらをラバー面に2度塗りして、2時間程度エアコンを効かせた部屋で乾燥させます。
貼り付け完了
貼っただけですけどね…
カット前のラケット、ラバーの重量は163.1gとなりました。
今回は、悩みに悩みフォルティウスVer.Dに貼りました。
フォルティウスVer.Dは、めっちゃかっこいいんです。グリップのグレーの渋さやラメのレンズ!
ラケットの性能もいいですが、デザインも最高です!
カットした部分が、24.5gです。
カット後の重量が139gとなりました。
内訳は、ラケットが88gですので、ラバー単体で51gですね!
硬いラバーですので重量が重いのは知っていましたが、この硬さのラバーでで51gですのでいい感じです。
フォルティウスVer.Dに張ると更にかっこいいんです!
何枚でも写真を取りたくなります。
大事に使いたいため、ラバーフィルムをはります。
TSPの今日粘着のラバーフィルムが好きでしたが廃盤となったため、最近のお気に入りはアンドロのラバーフィルムです。
ちなみにですが、バック面のディグニクス09Cを貼った後の重量がこちらです。
189gとなりました。
両面重めのラバーを張ってこの重量ですので、さすがテナジー、ディグニクスシリーズです。
190g以下に収まり一安心しています。(ディグニクス09Cが50g程度)
ただし、少し重いため…
今回、じっくりと数ヶ月使用してみて…
他のラケットやラバーに浮気をせずに…
どうしてもこの組み合わせでなければだめだということにならない限りは、重さ調整のためにディグニクス05やテナジー05に移行するのもありなのかなというのが打つ前の感想です。
久しぶりの7枚合板(2枚のファイバー入り)とテナジーシリーズ、初めてのディグニクスシリーズですので使用するのが楽しみです!
しっかりと経過や感想なども記事にしていきたいと思います!
以下、写真コレクション