バタフライのALCラケットに多いのですが、
表面にコト材を用いたラケットには、ウロコやフィッシュスケールと呼ばれる杢目(もくめ)があります。
ラケットを購入するたびに、重めのフィッシュスケールを選んでいたのですが、最近大失敗しましたのでまとめてみたいと思います。
フィッシュスケールとは
個体差があり、ラケットの表面に見られる杢目(杢目)のことです。
同じバタフライのラケットでも、インナーフォースシリーズは表面材がリンバーを使用しているため、気が詰まると「ウネウネ」とした杢目になります。
上の写真のインナーフォースレイヤーZLCは、94gの激重個体ですが、表面材がうねって詰まっているような印象を受ける個体です。
フィッシュスケールの現れるコト材を使用したラケットでも、個体によっては殆ど出ない個体もあります。
上の写真は、XIOMのアイスクリームAZX(アウター)になります。
写真のとり方でも大きく変わるのですが、この個体ではあまり表面のキラキラ(ウロコ)感がありません。
このように、コトを表面に使用しているラケットに現れるのがフィッシュスケール(ウロコ)という個体になります。
ちなみにですが、バタフライのティモボルシリーズや張継科シリーズといったアウターALCのラケットですが、両方のシリーズともに、表面にコト材を使用しているので在庫の豊富な専門店にてフィッシュスケールの個体を探すのが可能です。
しかし、フレイタスALCについては、表面材がコトではないためフィッシュスケールの個体はほぼありません。(ほぼ無いとしているのは、木材の個体によってはマダラになり似たように見えることはあるんですよね。原材料が自然のものですから…)
フィッシュスケールの特徴
私の購入したビスカリアの個体は、は約90gの個体となり平均重量よりも重めのものになります。
簡単にですが、フィッシュスケールの特徴についてまとめてみます。
下の写真が私が持っている、フィッシュスケールのビスカリアですが、表面がキラキラいしていたりウロコのような杢目になっていることがわかるかなと思います。
きれいななめらかな板ではなくて、表面が凹凸があるようなつまり方をしています。
メリット
硬いため弾きがいい
杢目が詰まっており硬いため、ボールをインパクトした際に飛距離が出ることや、金属音が出やすくなります。
弾きがいいため威力のあるボールを打つことができます。
スイートスポットが広い
打球感が均一でスイートスポットが広く、ラケットの中心からずれても飛んでいってくれます。
デメリット
重い!
一番のデメリットが重量です。
杢目が詰まっているため重量があり、ラケットの総重量が重くなるためスイングスピードが落ちたり、
試合が長引くと疲労がたまり、疲れが出るようになります。
球離れが早すぎる
表面が固く威力のあるボールが打てる反面、球離れが早いためボールを持つような感覚が弱くなります。
ボールが直線的に飛ぶため、私を含めフィッシュスケールが合わない人が一定数います。
ビスカリアのフィッシュスケールについて
1年ほど前に購入して何度か試してみたビスカリアですが、どうしても仲良くなれないため使用を断念しました…
ビスカリア自体は、デザインも良くかっこいい!グリップも持ちやすいため理想的なラケットの1つなんです!
誰もが憧れるビスカリア!それもフィッシュスケールの個体でしたが、固く球持ちが悪く私には合いませんでした…
今後のラケット選び
メインのラケットはフォルティウスVer.Dですので、そちらを大切に使い続けたいです。
練習のときとかに、バッキバキのスピードボールを打ちたくなる時があり、そんなときにスペアとしてバタフライのALCラケットがほしくなるんですよね。笑
また近いうちに、樊振東シリーズを購入するかと思います!その際には、表面材がフィッシュスケールではなく表面がなめらかで均一な柔らかめの杢目のラケットを選んでみたいです。
ふと思ったのが…
最近は、総重量の関係で89g程度のラケットを選びがちですが、それよりも2gくらい軽くして、表面が固くないZLCラケットなんかにも挑戦してみたいです。お金の心配がありますが…(T_T)
ラケット選びは奥が深い…
ラケットを選ぶ際に、フィッシュスケールの個体がいいとTwitterなんかでは言われていますが、
残念なことに、私には全くと行っていいほど合いませんでした。
このビスカリアは旅には出さずに、表面の硬い球離れの早い個体として手元に大切においておこうと思います。
もう少し湿気を吸ったりしたら打球感も柔らかくなるのか、時間をかけて検証をしてみます。